自律神経失調症で仕事に悩む人へ 対策と職場探しのコツを経験者が紹介

こんにちは、就労移行支援事業所・キズキビジネスカレッジの寺田淳平です。
自律神経失調症のあるあなたは、「仕事を続けるのがつらい」と悩んではいませんか?
自律神経失調症は周りの人になかなか気付いてもらえないため、仕事の場で「甘え」とかんちがいされることも少なくありません。
また、自律神経失調症は風邪などと違ってすぐに完治するものではないため、職場の人の理解を得るのが難しいと思います。
そこで今回は、「自律神経失調症を抱えている人が仕事で実践したい対策」と「職場探しのコツ」を徹底解説いたします。
実際に10年以上、自律神経失調症と当事者として向き合ってきた私の視点から、自律神経失調症との「付き合い方」もあわせて解説します。
お困りの人はぜひ読んでみてください。
目次
自律神経失調症の人が仕事で実践したい対策7点
ここからは具体的に、自律神経失調症の人が仕事で実践したい対策を確認していきましょう。(参考:原田賢『忙しいビジネスパーソンのための自律神経整え方BOOK』)
前提として大切なのは、まずは医師の判断に従うことです。
まだ病院にかかっておらず、自己判断で「自律神経失調症ではないか」と考えている段階の人は、ひとまず医療機関で医師の診断を仰ぐようにしましょう(「何科にかかるべきか」という疑問には、後の「自律神経失調症で仕事に悩む人のQ&A」の章をご覧ください)。
その上で、例えば寝付けないという人は、処方されている睡眠薬をきちんと服用して、生活リズムが乱れないように心掛けるようにしましょう。
自己判断で怠薬したり、薬の服用を中止することは絶対にやめてください。
これらの点に留意して、以下の対策を講じるようにしましょう。
対策①周囲の人に理解を求める

1つ目は「周囲の人に理解を求める」です。
仕事は一人では成り立たないことが多いため、周囲の人の理解が必要になってきます。
とくに自律神経失調症の人は一日のうちでも「今日はもう仕事ができない」と、ある点を境にして疲労がピークに達することが少なくありません。
そうしたときに、周りの人の理解があるだけで休みが取りやすくなるなど、精神的に余裕が生まれます。
自律神経失調症の人は、できるだけ周囲の人に理解を求めるようにしましょう。
対策②産業医に相談する

2点目は「産業医に相談する」です。
とくに、仕事場で理解を得られずに困っているという自律神経失調症の人には、産業医面談が有効です。
産業医とは、労働者の健康管理について指導やアドバイスを行う医師を言います。(参考:厚生労働省『産業医について』)
現在では、労働安全衛生法に基づき常時50人以上の労働者が在籍する事業所に1人以上、3,000人超の事業所では2人以上の産業医の配置が義務付けられています。
上記の条件を満たしていれば、あなたのお勤め先にも産業医がいるはずです。
「産業医面談の内容次第では、人事査定に差し障るのではないか」と心配されるかもしれませんが、産業医は中立的な立場で診断を行いますので、ご安心ください。
もし、お勤め先が診断結果を求めても、個人情報保護の観点から共有してよいかを原則ご本人に確認することになります。
その上で、必要であれば、自律神経失調症の症状などについて、所属長に説明を行ってもらったり、業務内容について助言を行ったりしてもらうことができます。
面談には料金なども発生しませんので、仕事の悩みを産業医にうちあけてみるとよいでしょう。
対策③できるだけ残業しない

3点目は「できるだけ残業しない」です。
遅くまで残業をすると、ストレスが蓄積するだけでなく、生活習慣の乱れにもつながります。
結果として、自律神経失調症の悪化を招きかねません。
自律神経失調症の症状を軽減させて長く勤め続けるためにも、できるだけ残業は避けるようにしましょう。
対策④定期的に休憩をはさむ

4点目は「定期的に休憩を挟む」です。
自律神経失調症の人は、疲れやすいだけでなく、神経のバランスを崩しているために回復に時間がかかりやすい傾向にあります。
そのため、体力や気力が尽きる前に、小まめに休憩を取ることが大切です。
職場によっては、仕事中に休憩をはさむのは勇気がいるかもしれません。
そういった場合はこの章の冒頭で述べたように、周囲の理解を得ることからはじめてみてください。
また、一日のうちの休憩だけでなく、「休暇」を定期的に取得することも大切です。
忙しい時期には連勤になりがちですが、少しでも疲れを感じたら早い段階で休暇を入れるようにしましょう。
対策⑤半休をうまく活用する

5点目は「半休をうまく活用する」です。
自律神経失調症の人は、時期によって「半日であれば仕事ができるけれど、終日だと厳しい」ということがあるかと思います。
こうしたときに全休を取ると、仕事に穴が空くだけでなく翌日の出勤のときの精神的なハードルが上がるという面があります。
もちろん、体調次第では全休を取ることが望ましい場合もあります。
ですが、半日の勤務の方がトータルで見たときにストレスが少なく済むのであれば、半休をうまく活用して、あなたが働きやすい状況を作れないかを考えてみるとよいでしょう。
対策⑥リラックス法を取りいれる

6点目は「リラックス法を取りいれる」です。
具体的なリラックス法には、以下のようなものがあります。
- 深呼吸をする
- ストレッチ、ヨガをする
- 職場の近くを散歩する
- マインドフルネスを実践する
個人的には、深呼吸のメソッドなど「呼吸法」を身につけることが特にオススメです。
動悸を静められるだけでなく落ちついた気持ちで仕事ができるため、実践するのとしないのとではその日一日の疲労度が大きく変わってきます。
- 『1日1分 自律神経を整える呼吸CDブック』
- 『ハーバード&ソルボンヌ大学 根来教授の 超呼吸法』
以上のように、自律神経に焦点を絞ったものや流行のハーバード式を取りいれたものなど、呼吸法への注目は高まっています。
書店であなたが実践しやすそうな実用書を探してみてください。
また、ヨガやストレッチも、ものによっては仕事の合間に実践することができます。
自律神経に効くヨガ・ストレッチについては『自律神経どこでもリセット!ずぼらヨガ』という書籍で詳しく紹介されていますので、興味があれば手に取ってみるのもよいでしょう。
対策⑦勤務時間を変更する

最後の対策は「勤務時間を変更する」です。
お勤め先にもよりますが、大抵の職場では短時間勤務制度など、何らかの事情がある人向けに、勤務時間を変更する制度があるかと思います。
自律神経失調症の人は、その時々に、調子の悪い時期とそうでない時期があるかと思いますので、不調が続いているときは無理をせずに、勤務時間を変更するとよいでしょう。
自律神経失調症の人の仕事探しのコツ3選
ここでは、自律神経失調症を抱えている人に向けて、仕事探しのコツを紹介いたします。
大切なのは、ひとりで抱え込まずに周囲を頼る姿勢を持つことです。
ここで言う「周囲」とは、医師だけでなくご家族や支援者も含みます。
自律神経失調症になると、周りの理解を得るのが難しくなるため、「誰も分かってくれない」と殻にこもりたくなることもあるかと思います。
しかし、周囲の人に悩みを話すこと自体がストレスの解消につながります。
また、あなたの気づかなかった視点や打開策を提示してもらえることもあります。
とくに仕事探しのときには、情報のやり取りが重要になりますので、ぜひ周囲を頼るようにしてください。
コツ①勤務形態が柔軟な仕事を探す

1点目は「勤務形態が柔軟な仕事を探す」です。
自律神経失調症の場合、先述したように調子の波が大きいなど、ちょっとしたトラブルやストレスで調子を崩すことが割合多いです。
そうしたときに、勤務時間や勤務形態が厳格な仕事に就いていると、安定して働くことができません。
どうしても職場の同僚に負担を掛けてしまい、本人としても職場に「居づらい」状況になりやすいです。
そのため、自律神経失調症があって仕事探しをされているなら、フレックス制や裁量労働制を採用している勤務形態が柔軟な仕事を選ぶようにしましょう。
具体的には、「IT系/WEB系の企業/エンジニア職」などではフレックス制を採用しているところが多いです。
また、マイペースに仕事ができるフリーランスなども自律神経失調症の人にとってはストレス負荷が少なく済むためオススメです。
ただし、勤務形態が柔軟だからといって、夜更かしをしたり生活リズムが乱れたりすると、自律神経失調症が悪化しますので、その点には注意してください。
コツ②福利厚生制度の整った職場を探す
2点目は「福利厚生制度の整った職場を探す」です。
自律神経失調症の場合、朝の起床に時間がかかったり通勤中の電車の中で気分が悪くなることがあるかと思います。
そうしたときに、時差出勤に切り替えたり短時間勤務の申請ができると、気持ちにゆとりを持って仕事ができます。
また、「長期欠勤の取り扱い」や「休職制度が整っているかどうか」を確認することも大切です。
自律神経失調症は、うつ病などに比べて復職までにかかる時間が比較的短くすむため、短いスパンでまとまった休みを取る人もいます。
そのたびに手続きが煩雑だと回復も滞ってしまいますので、時短勤務や休職制度といった「福利厚生の整った職場を探す」ことが仕事を長続きさせるコツです。
コツ③就労支援機関を利用する

最後のコツは「就労支援機関を利用する」です。
就労支援機関の中には、うつ病や適応障害などの障害によって就労が難しい人向けに、福祉サービスを実施しているところがあります。
一例をあげると、障害者総合支援法にもとづいて設置されている「就労移行支援事業所」などは、医師による診断書があれば、最低0円から就労支援を受けることが可能です。
病状に理解のある支援員が、体調管理やメンタル面の相談から仕事探しの際のアドバイスまでを総合的にサポートしていますので、まずは無料相談をしてみるとよいでしょう。
(私たち、キズキビジネスカレッジも就労移行支援事業所の一つです)
就労移行支援については、下記コラムにまとめています。ご興味があればあわせてご覧ください。
自律神経失調症の人の仕事上の困難3選
自律神経失調症の人が抱える仕事上の困難にはどのようなものがあるのでしょうか?
ここでは、実際に自律神経失調症を抱えている私の視点も交えて3つ紹介いたします。
困難①調子の波が大きい

1つ目は「調子の波が大きい」です。
自律神経失調症の人は、神経のバランスが安定しないことで、ちょっとしたストレスや疲労で大きく調子を崩すケースが多いです。
私の場合は、平日の仕事で疲れ切ってしまい休日に寝っぱなしになることで生活リズムが乱れ、月曜日になってもスッキリせず、仕事がはかどらないということが多々ありました。
調子が出ても、無理をするとすぐにダウンするため「調子の波が大きい」という悩みを持つ人は少なくないでしょう。
困難②疲れやすい

2つ目は「疲れやすい」です。
自律神経失調症の場合、休みたいときでも緊張状態が続くため、神経が休まりません。
身体は疲れているのに目が冴えて眠れない日が続くなど、疲労回復に困難を感じやすいといわれています。
反対に、仕事中に眠くなったりだるくなったりすることも多いです。
その結果、業務がはかどらずにスケジュールが圧迫されていくこともあります。
このような「疲れやすさ」も自律神経失調症の人の悩みでしょう。
困難③周りに理解してもらえない

3つ目は「周りに理解してもらえない」です。
先述したように、自律神経失調症は基本的には「正式な病名」ではない上に、その症状は大なり小なり健常者にも見られます。
そのため、同僚や家族に症状を訴えても「休めばすぐに治るのではないか」と、軽んじられやすいのです。
私が勤めていた職場でも「それくらいの不調は誰にでもあるから気にしすぎではないか」という疑問を投げかけてくる人がいました。
理解を得られないことで、症状があっても「自分が神経質なだけなんじゃないか」と疑ってしまい、余計なストレスを抱えることになります。
このように、自律神経失調症の人の中には、仕事の場で「周りに理解してもらえない」という困難を抱えている人が多いのではないでしょうか。
自律神経失調症で仕事に悩む人のQ&A
最後に、自律神経失調症で仕事に悩む人からよく聞かれる質問をまとめました。
仕事だけでなく「診療科がわからない」といった基本的な質問にも答えていますので、自律神経失調症のある人は一緒に確認していきましょう。
Q1.自律神経失調症は何科にかかるべき?

自律神経失調症の場合、症状が多岐に渡るため、最初にかかるべき科が明確にあるわけではありません。
基本的には、あなたがとくに不調を感じる部位にあわせて、病院を受診してみましょう。
たとえば、動悸や息苦しさが強いのであれば「循環器内科」を、腹痛や胸やけが続くのであれば「消化器内科」を受診するようにしましょう。
どこが一番不調なのかが明確でない場合は、ひとまず「総合内科」にかかることをオススメします。
また、身体症状よりもメンタル面に不調を感じるようであれば、迷わずに「心療内科」へ行ってください。
私の場合は最初に胃痛が数ヶ月続いていたため、消化器内科へ行って検査を受けました。
しかし、特に原因が見つからなかったため医師に仕事の状況や生活について話したところ、ストレスの影響が大きいかもしれないと言われ、心療内科を勧められるとともに自律神経失調症の可能性があると診断されました。
このように、「まずはどこかの診療科にかかって、その後にセカンドオピニオンを受ける形で別の科へかかり、治療を開始する」というのが一般的です。
Q2.自律神経失調症で休職はできるのか?

結論から申し上げますと、「自律神経失調症のみ」で休職できるかどうかは医師の判断によります。
また、休職をする際に多くの場合必要とされる「医師による診断書」という観点からは、自律神経失調症のみで休職をすることは難しいかもしれません。
お勤め先の休職制度にもよりますが、基本的に休職をするときには、「医師による診断書」が必要です。
しかし、前にも述べたように、自律神経失調症は医学的に正式な疾患名ではありません。
それゆえ原則的には、診断書に「自律神経失調症」とだけ記載されることはないかと思います。
自律神経失調症の症状を訴えて心療内科などを受診した場合、自律神経の失調の原因が「適応障害」や「うつ病」にあると診断されることが少なくありません。
私自身、休職を経験していますが、そのときの診断書には「適応障害、抑うつ症状、自律神経失調」というように複数項目に渡って記載されていました。
この場合であれば診断書が発行されますので、休職の手続きを取ることは可能です。
まずはかかりつけ医に相談して、休職を検討していることを伝え、自律神経失調症に関連した診断書を出すことができるかをたずねるのが良いかと思います。
Q3.仕事を続けながら自律神経失調症は治せるのか?

「症状が見られなくなる程度に回復する」という意味では、仕事を続けながらでも治すことは可能です。
ただし、これまで述べてきた通り、自律神経失調症はストレスや生活習慣が原因であることが多いです。
そのため、仕事で大きなストレスを感じたり、不規則な生活が続いたりすると、また自律神経失調症が再発する可能性は十分あります。
個人的な経験に即していえば、「完治」はなくても日ごろからハメを外しすぎたりしないように、生活リズムや仕事量への注意を怠らなければ、自律神経失調症に悩まされることはずっと減ります。
日常生活や仕事の中で、先述した対策を講じたり、自分なりの回復方法を身につけたりすることで、「自律神経が崩れにくい心身を作ること」が大切です。
改めて、自律神経失調症とは?
この章では、改めて自律神経失調症の概要を紹介します。すでにご存知かもしれませんが、これまでに紹介した内容の理解も深まると思いますので、ぜひご覧ください。
自律神経失調症の概要
自律神経とは、身体を活発に動かすときに働く「交感神経」と、身体を休めるときに働く「副交感神経」の2種類の神経のことです。(参考:厚生労働省『自律神経失調症 | e-ヘルスネット』、日本臨床内科医会『自律神経失調症』)
自律神経失調症とは、その2つの神経のバランスが崩れることにより、心身に様々な症状が生じている状態です。
人は普段、この2つの神経をバランスよく働せることで、身体の状態を調節しています。
しかし、緊張が続いて交感神経優位の状態に偏り、リラックスできないことで不調が生じてバランスが崩れてしまうと、自律神経失調症と診断されることになります。
ただし、自律神経失調症は、医学的には正式な病名ではありません。
というのも、自律神経失調症自体には、検査値で明確に区別できるような統一された診断基準がないからです。
診断書に記載されるような病名は、よりくわしい検査を経た後に、適応障害やうつ病など、自律神経の乱れを含む「一定の診断基準」に応じて確定されます。
自律神経失調症は、「病名」というよりも、自律神経の失調に関連して症状が生じている「状態」の総称であるという点には注意が必要でしょう。
自律神経失調症の症状

自律神経失調症の症状には、以下のようなものがあります。
- 倦怠感、疲労感
- 微熱
- 息切れ、動悸
- 手足のしびれ
- めまい
- 頭痛、頭重
- 不眠
- 食欲不振
- 腹痛
- 肩こり
上記の症状は健常者であってもしばしば見られる症状です。
また、自律神経失調症以外の病気でも起こりうる症状です。
自律神経失調症によるかどうかに関わらず、上記の症状については病院で検査を受けた結果、なんらかの具体的な病名(例:適応障害)が付きます。
それに合わせた治療をすることで、快方に向かっていくのが通常の流れでしょう。
そして、病名として「自律神経失調症」と診断されることは基本的にはない(※)のですが、上記症状に関する検査をしても明確な病原が見つからなかったり、検査結果から症状の重さを説明できないときには、「自律神経失調症」と暫定的に診断されることがあるのです。(※後でご紹介します)
自律神経失調症の原因

自律神経失調症には、基本的には、はっきりした病原が見つからないため、「自律神経失調症には原因がない」と言われることもあります。
確かに直接的な原因を特定するのは難しいですが、間接的には以下の2点が原因であることが多いとされています。
- 精神的、身体的ストレス
- 生活習慣の乱れ
例えば、緊張したり不安になったりすると、手足が冷たくなったり息苦しくなったりすることは、多くの人が経験するかもしれません。
こうした状態が長引くことにより、身体が元の状態に戻せる許容範囲を超えることが自律神経失調症につながるのです。
また、夜更かしなどで生活リズムが乱れると、眠れなくなったり眠りが浅くなって寝不足を感じやすくなったりしますが、それが自律神経失調症の原因になる人もいます。
自律神経失調症は、こうしたストレスや生活習慣の乱れに対して身体が発しているアラートととらえるとよいでしょう。
まとめ:自律神経失調症でも、対策次第で無理なく働き続けられます

自律神経失調の人の仕事上の困難から、職場でできる対策、仕事探しのコツまでを解説しました。
実践できそうなことはあったでしょうか?
仕事をする上では同僚との協力が欠かせません。
とくに、自律神経失調で調子を崩しやすいという人ほど、周りに頼るべき人がいるということが心の支えになるかと思います。
また、同僚でなくても、医師や、前に述べた就労支援機関の支援者など、裏でサポートしてくれる人がいるというのも安心につながるでしょう。
ぜひ、ひとりで抱え込まずに、周囲の人を頼るようにしてください。
このコラムが、自律神経失調で仕事に悩む人の助けになれば幸いです。
自律神経失調症の自分が、仕事で実践できる対策はありますか?
一般論として、次の7つがあります。「周囲の人に理解を求める」「産業医に相談する」「できるだけ残業しない」「定期的に休憩を挟む」「半休をうまく活用する」「リラックス法を取りいれる」「勤務時間を変更する」。詳細はこちらをご覧ください。
自律神経失調症の自分が、適職を探すコツはありますか?
一般論として、次の3つがあります。「勤務形態が柔軟な仕事を探す」「福利厚生制度の整った職場を探す」「就労支援機関を利用する」。詳細はこちらをご覧ください
監修キズキ代表 安田祐輔

発達障害(ASD/ADHD)当事者。特性に関連して、大学新卒時の職場環境に馴染めず、うつ病になり退職、引きこもり生活へ。
その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。また、「かつての自分と同じように苦しんでいる人たちの助けになりたい」という思いから、発達障害やうつ病などの方々のための「キズキビジネスカレッジ」を開校。一人ひとりの「適職発見」や「ビジネスキャリア構築」のサポートを行う。
【著書ピックアップ】
『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本(2021年12月、翔泳社)』
Amazon
翔泳社公式
【略歴】
2011年 キズキ共育塾開塾(2023年7月現在10校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2022年7月現在4校)
【その他著書など(一部)】
『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法(KADOKAWA)』『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本(翔泳社)』『暗闇でも走る(講談社)』
日経新聞インタビュー『働けたのは4カ月 発達障害の僕がやり直せた理由』
現代ビジネス執筆記事一覧
【メディア出演(一部)】
2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)
執筆寺田淳平
てらだ・じゅんぺい。
高校2年の春から半年ほど不登校を経験。保健室登校をしながら卒業し、慶應義塾大学に入学。同大学卒業後の就職先(3,500人規模)で人事業務に従事する中、うつ病を発症し約10か月休職。寛解・職場復帰後、勤務を2年継続したのち現職のフリーライターに。
2019年に一般財団法人職業技能振興会の認定資格「企業中間管理職ケアストレスカウンセラー」を取得。
サイト運営キズキビジネスカレッジ(KBC)
うつ・発達障害などの方のための、就労移行支援事業所。就労継続をゴールに、あなたに本当に合っているスキルと仕事を一緒に探し、ビジネスキャリアを築く就労移行支援サービスを提供します。トップページはこちら→